
インソールを考えたことはありますか?
O脚 x脚など姿勢の崩れに対して中敷きを工夫することで姿勢を良くして膝や股関節の痛みを軽減することやバランス機能が向上して歩きやすくすることができます。
しかし作成しようとするとどこでできるのか?スポーツショップで10000円かけて制作することが一般的です。
実は、理学療法士はインソールを作ることができます。しかも家にあるものなど施策品を作って実用性があるのか見当して本当に必要ならば本格的なインソール作成を促すこともできます。今回ご利用者様でx脚が強い方に作成しました。
まず、理学療法士が初回訪問時に、利用者の歩行パターン、体重移動、足部形状、筋力、柔軟性など、多角的な視点から評価を行います。特に歩行時の膝や股関節、足首への負荷を詳細にチェックし、改善の必要性を分析します。評価には、視診・触診・歩行観察・場合によっては足圧測定器を活用します。これらのデータをもとに、「どの部位にどのようなサポートが必要か」を明確にし、個々に最適なインソール設計の方針を定めます。
次に、設計段階では、理学療法士がインソールの形状や厚み、使用素材を検討。足部のアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)を支える形状、かかと部のクッション性、前足部の圧分散を考慮しながら設計します。高硬度素材で足のアラインを補正したり、低硬度素材で痛みの軽減や衝撃吸収を図ったり、位置やパッド追加で微調整を行います。こうした素材選定や形状調整を通じて、安定性と快適性のバランスを追求します。
作成したインソールは、利用者の靴にあわせて調整を施しながら装着。そして、実際の歩行場面での効果を確認します。歩行中の姿勢や痛みの有無、疲労感、着用感など、利用者のフィードバックを受けながら微調整を行い、履き心地や機能性を最適化します。場合によっては、靴の変更や歩行指導、運動療法、ストレッチ、筋力強化などもあわせて提案し、さらなる歩行機能の改善を図ります。
また、SAILING LIFEでは、訪問看護リハビリの専門チームが連携し、医師や看護師とも情報共有。例えば、糖尿病や関節疾患、高齢者の足裏トラブルなど、基礎疾患や健康状態に応じたインソールの工夫やケア方針を一体的に支援します。定期的な訪問時には、インソールの摩耗状態や利用者の身体状態を再評価し、必要に応じて再調整・再作成を行うことで、長期にわたり安心してご利用いただけます。
足底から整えることで、歩行速度の向上や転倒予防、腰痛や関節痛の軽減、さらには日常生活の質(QOL)の向上を目指すSAILING LIFEのインソール作成サービス。理学療法士が科学的根拠に基づき、一人ひとりの暮らしに寄り添ったケアを提供します。「歩きにくい」「足が疲れやすい」「転倒が不安」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。歩行を支えるための専門的な評価とケアで、あなたらしい毎日をサポートします。
はじめはこんなところから始まります


最後は手縫いして安定させます!
合う合わないはやってみないとわからない面もありますが、実際に使用して再検討していきます!
ご依頼があればSAILINGLIFE訪問看護リハビリステーションへ