
さいたま市で訪問看護をしていると、看取りに立ち会う機会が少なくありません。患者さんやご家族の想いに寄り添いながら、自宅という最もプライベートな空間で命の最期を支えるその役割は、医療従事者としての技術だけでなく、強い精神力と繊細な感受性を必要とします。看護師は、死にゆく人を看取ることの重みを日々感じながら、その瞬間に全力で向き合っています。しかし、その分、心身への負担も大きく、看護師自身への「ケア」——つまりフォローが非常に重要です。
病院とは異なり、訪問看護では看護師が1人で現場に向かい、目の前の状況にその場で対応することが求められます。死の瞬間やその前後に立ち会う中で、患者さんやご家族から深い感情を受け止めることも多く、その体験が心の中に残り続けることもあります。「本当にこれでよかったのか」「もっとできることがあったのではないか」という自責や、繰り返される看取りの中での喪失感が、知らず知らずのうちに蓄積していきます。
だからこそ、看取りを経験した看護師の心のケア、つまりフォローアップ体制の構築が不可欠です。看護師は感情を抑えてプロフェッショナルとして振る舞うことが求められることが多いですが、人としての気持ちを抱えたまま次の訪問に向かうのでは、バーンアウト(燃え尽き)や離職につながりかねません。ケアする人をケアする体制、それが継続的な質の高い訪問看護の土台となります。
そのケアとしてポスケアの団体を立ち上げた高校生が取材に来てくれました。
自身の体験から団体を立ち上げ、看護師にどう寄り添うことが良いのか検討しながら話をまとめていました。
今後求められるものかと思います。これからの活躍も期待しています
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